完全に黒船襲来

SixTONESが好きです。Twitterに書ききれないことをつらつらと。

Gum Tapeおばさんの戯言

『Gum Tape』という存在を完全に軽視していた。

 

 

3/2発売のNew single『共鳴』。人生初のCD全形態購入をした。


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共鳴 | SixTONES(ストーンズ) Official web site

どの曲も身震いするほど最高だったのだが、とりわけ心に矢を放ってきたのは、矢を放つ振り付けがある表題曲『共鳴』でもなく、正にSixTONESの真骨頂な『Waves Crash』でもなく、MVのリピートが止まらない『FASHION』でもなく、『Gum Tape』に他ならなかった。

ぶっちゃけカップリング情報解禁の際はあまり惹かれていなかった。というより他の曲たちの存在が強すぎた。ところがCDを購入し、いざ聴いてみると少しでもそんなことを思っていたことを後悔した。

何この曲情緒えッッッぐ…

「この愛は確かにあったんだ…」という文章をちょっと馬鹿にしていた私も、今や私もGum Tapeの下僕である。どのくらい好きかと言うと普段と思ってやらないタイトルのスマホの変換設定をしたぐらいだ。なんならこのブログもGum Tapeを語るためだけに作ったと言っても過言ではない(かもしれない)。そのくらいGum Tapeに取り憑かれている。完全にGum Tapeおばさんだ。このままだとGum Tapeという言葉を発するだけの毎日を過ごしてしまうので、ここで思いを成仏させておこうと思う。

 

ということでGum Tapeについて語る自己満コーナーです。

少し音楽をかじっているだけのほぼ素人の見解な上、SixTONESを聴き始めたのが最近なのでまだ余りそれぞれの声を聴き分けられていません。何か間違い等あればご指摘お願いします🙇🏻‍♀️

※この文章を書き終えた世界線の私です。なんと5000字超え。愛が溢れすぎてとろろ御膳親方もびっくりの長さになりました。長すぎて途中で飽きてしまっもし良ければ最後のオチだけでも見ていってください…

 

 

この曲の主題とも言えるのが後ろでずっと鳴っているアコースティックギターだろう。後述する2ヶ所を除いて一定のリズムを止めどなく刻んでいる。それに加えてこの曲なんと間奏もない。とにかく「俺は止まんねぇからよぉ!!!!」と言わんばかりに音楽が止まらないのだ。そのせいか初めて聴いたときは一息つく暇もなく気付いたら曲が終わっていた。

こういったノンストップな曲は絶対に我々リスナーを曲中で楽曲の世界から現実に引き戻さない。こういった演出がほぼ全編日本語詞のこの曲をより一層魅力的にしていると思う。更に深読みかもしれないが、歌詞も相まって「もう元の関係には戻れない」という切なさをより一層強調しているようにも感じる。

 

ここからは部分部分を切り取って好きなポイントを語っていこうと思う。

 

1A前半

やはり田中樹はラップ調の曲が似合う。そしてチルな曲が本当に似合う。歌詞ではない「Uu〜YEAH」「Oh,Yo」みたいなところから既にチルいからう〜〜〜ん憎いね!

歌詞部分が始まってまた驚愕。ひっく。古のニコニコ動画だったら確実に「集団しゃっくり」というタグがつく。なんかのサイトで「田中樹は京本大我に次いで高音が出る」といった情報を読んだが多分あれは嘘だ。そうじゃなければ田中樹音域オバケすぎて怖い。というかSixTONES音域オバケ多すぎて怖い。確信は持てないが多分SixTONESの曲史上最低音なのでは??有識者、募集します。

 

1A後半

打って変わって森本慎太郎のソロ。これまたこの曲にピッタリな甘々キャラメルボイスで1オクターブ上のメロディを歌う。ここの慎太郎……良すぎでは????それこそ表題曲『共鳴』の全員で叫ぶ前の「轟かす共鳴」もそうであるが、慎太郎のピュアな歌声は個性的な6人の歌声の中でも特に楽曲のスイッチポイントになり得る声だと思う。

樹のパートからオクターブ上がったここのパートだが、後半になると畳み掛けるように更にオクターブ上の京本大我のハモリが入る。オクターブ大好きおばさんとしてはここで一回動悸が激しくなった。しかも京本大我、ここのパートでhighFまで出しているのだ。たっか。先程の樹のパートの最低音がlowGまで出てきているので、歌う人こそ違えどAメロだけでほぼ3オクターブを出している訳である。*1まず我々にカラオケで歌わせる気など更々ないだろう。噫、音域オバケ達、素晴らしい。

 

1B

“過去”の憧憬を描写していたAメロから“現在”の気持ちに変わる場面。この曲の紹介文にもなっていた歌詞で、初めて聴いたときは「よ!!待ってました!!!」と心の中がお祭り騒ぎ状態だった。やっぱ主題的な部分と絶対的センターのジェシー、ご飯と卵ぐらい合う。

あと2回目の「忘れないで」の「な」の母音の発音が好き。というかジェスの気持ち張り上げたア段が好き…

 

1サビ

初めて聴いたときは驚いた。こーち下ハモ!??しかもサビだけじゃなくてこの曲一貫して下ハモに徹してるぞ最近誕生日だったこの人…𝑯𝒂𝒑𝒑𝒚𝒃𝒊𝒓𝒕𝒉𝒅𝒂𝒚……NAVIGATORで北斗と一緒に下ハモをやったことはあるけど1人でこんなにやるのは初めてでは??これもちょっと曖昧なので有識者、募集します。(他力本願)

こーちの下ハモも芯のある感じが好きなのでこれからより増えるといいな…もちろん北斗のハーモニーを作り出す下ハモも大好きなのでこれからも続けて欲しい。*2というか下ハモ職人が2人もいるSixTONES、強すぎんだ…

 

2A前半

2番に入ると、1Aと同様に「まだ覚えてる」という歌詞から再びストーリーの描写が始まる。歌詞のストーリーも起承転結の“転”の部分だ。

ところが1番とは違いラップ調のメロディになっている。歌詞とメロディがリンクしているのだ。頭の歌詞は同じなのにメロディだけが違う、そしてそれはストーリーにリンクしている。この曲本当にカップリング曲ですか???っていうぐらいえげつなく作り込まれている曲だなぁと感じる。(もちろんどの曲もめっちゃ作り込まれているけど!)

ここをこーちが歌ってるのも大好き。「呆然としたよ」という歌詞もあるが、本当に呆然としたような歌い方。好き。

 

2A後半

問題はここですよ。

松村担なので多分ゴリゴリの推し補正が入っているが、Gum Tapeの松村北斗のパートは本当に美味しいと思う。

このブログの最初の方で「2ヶ所を除いてアコギが一定のリズムを刻んでいる」と言ったが、その2ヶ所のうちの1個目がここだ。さっきは止めどない音の素晴らしさについて語ったが、逆に言うとその音が止まる2ヶ所はこの曲のキーポイントとなるところだと思う。ずっとあった音がなくなったとき一瞬感じる違和感。でもその違和感は決して不快なものではなく、感情的なメロディを際立たせるものだ。

そしてここに松村北斗を持ってきたスタッフゥ……本人のキャラクターなのか、北斗は特にメロディアスな日本語詞が余りにも似合う。離婚直前の夫婦の昼ドラのワンシーンが目に浮かぶ。そんな北斗の歌声で一層曲の緊迫感を増している。総じて最高。

あとここの上ハモやってるの…え、田中樹??あの1AでSixTONESの曲史上(多分)最低音を出した田中樹????やっぱり「田中樹は京本大我に次いで高音が出る」というサイトは嘘ではなかった。

余談にはなるが、「第三者という歌詞、余りにも松村北斗すぎて…え…好き………

 

2B〜2サビ

Bメロになると再び“現在”の描写に戻る。そんなパートを歌うのは2人目のメインボーカルの京本大我。ここで私がしたいのは「Gum Tapeは京ジェが曲として完成させてる」という話だ。

確かにこの曲は過去のパートナーとの同居〜別れを描いた曲だ。しかし、ただ「不動産屋行って家見つけて同居始めました。でも喧嘩して別れました。悲しかったです。」という過去の描写をしただけでは「え、じゃあ今は結局どうなん?」となるだろう。そこで入っているのが現在の気持ちを表した歌詞だ。そしてAメロでのストーリー展開から切り替わるこの場面を歌っているのが、紛れもない京ジェの2人なのだ。

そんなところに京ジェ持ってくるのまじでたまらんね〜〜〜Aメロの4人もそうだしここの京ジェのパートも含めて曲中の役割と歌声の相性が良すぎる。パート分け、最高。

1Bと全く同じ歌詞の2Bだが、1番と大きく異なる点と言えばinstの音づくりだろう。特に目立つのがシロフォンの音だ。1番とは違い、パートナーと別れたことが明確化した中で聴くシロフォンの音はより切なさを感じさせる。

 

Cメロ

第2の問題ゾーン。

今回の話の軸とも言える「リズムが止まる2ヶ所」の2つ目。

最初慎太郎が歌い出して「やっぱ慎太郎の歌声好きだな〜」と思ったのも束の間、そこに北斗の声が重なった瞬間私は確信した。これはあかん。そもそもほくしんの歌声があまりにも“アイドル”すぎる。もちろん良い意味で。語彙力の限界が来たので上手く言葉に出来ないけど伝わってくれ〜〜〜まじで“アイドル”してんだよ…

そんなほくしんの歌声が泣かせに来たのとは別に、もう1つ泣かせに来ているある事実を確信した。これ、どんどん歌う人増えていくやつだ。そしてその予感は的中した。

いやエモすぎん??つい最近まで“エモい”という単語の意味をちゃんと理解していなかった私でもこれが“エモい”ということは分かる。そもそもソロだったところに少しづつ声が重なっていって最終的に全員で歌う、という構成の時点でずるいのに、どうしてそんなキーポイントのところにその構成を持ってくるかな…むしろキーポイントだからこそ持ってきたのだろうと言うべきか。とにかくエモすぎる。

 

落ちサビ

ここの田中樹、反則すぎやぁしませんか????何を隠そう、私は田中樹のカ行を主食にして生きている。「残された」の「こ」や「残る部屋」の「こる」の一瞬裏返る歌声とか「世界は」の「か」のはっきり子音を言っているのとか、本当に堪らない。大優勝。

以上、ただ気持ち悪いカ行フェチでした。

 

ラスサビ

松村担爆死ゾーンそのに。普段は下ハモに徹している北斗が珍しく下ハモを担当してないと思ったら最後の最後でまさか上に行くとは……松村北斗も例に漏れず音域オバケというのが再び露呈してしまった。

というか普段からこんなにハモリが入れ替わり立ち替わりするグループ、冷静に考えてすごすぎぁしませんか??ハモリができる人がそれだけいるってことだし、楽曲をプロデュースする方もハモリを外部に依頼するとかじゃなくてメンバー間で補い合うようにして下さってるの本当に……SixTONES楽曲に恵まれすぎてる……ありがとうSONY………

 

ラスト

なんと言っても「割れ物注意」という歌詞。あまり歌詞としては聞き慣れない単語だ。第100回ANNのメールにもあったが、「歴史に残る名曲は聴く人に違和感を持たせる(意訳)」と思う。実際初めて聴いたときは「割れ物注意」という歌詞に引っかかりがあったが、今では癖になりとても大好きな部分だ。やっぱりGum Tapeは歴史に残るべき名曲だよぉ!!!!!!

 

最後に曲全体の構成の話をしようと思う。

2Bで「京ジェが曲を完成させている」と書いたが、それとはまた別にこの曲の“核”となってくるのは出だしを歌っていた田中樹と森本慎太郎だろう。その証拠に、ハモリだったりCメロの出だしだったり最後のソロパートだったりと…曲全体を通してこの2人の存在が確実にそこにある。

しんじゅりが作り出した基盤をゆごほくが飾り、京ジェが曲として完成させる。そして共に歌い、曲を展開していく…それが『Gum Tape』だと私は思う。

 

 

好きなところを全て語っていたら気付いたらこんなに長くなっていた。やはり担タレ。むしろとろろ御膳超えてるまである。

また、このブログを(しかもここまで)読んで下さった方々にわざわざ勧めるまでもないかもしれないが、Gum Tapeの一発撮りパフォーマンスも良かったので是非見ていって欲しい。新スタジオ凄すぎ…あと松村北斗、前髪下ろしてると鼻筋が一層際立つのな。


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実は私が共鳴を購入したのはこのPLAYLISTが公開されてからのこと。つまり初めてGum Tapeを聴いたのはこの動画だったのだ。もちろんパフォーマンスも最高だったのだが、余りに曲が良すぎたので「CDで聴いてからこの動画見れば良かった…」と少し後悔している。

これだけ長々と書いて何が言いたいかというと、元々そこまで期待していなかった曲がこんなに爆弾だったとは…え、これカップリングってまじ??そんなもの隠し持っていたの!?という話だ。要するに、

 

 

「やっぱCDは全形態だよな〜」

*1:highFとかlowGとかはなんか音の高さの表し方的なあれです。「英語 音名」と検索したら出てくると思います。

*2:生肉さんのこちらのブログに似たようなことが書かれていますので是非ご覧ください。共感しすぎて読みながら完全に赤べこ状態になっていました。

pfyukke.hatenadiary.com